[誰でもできる] 米国個別株投資の具体的な方法 ステップ1 [米国株投資]
こんにちは yoki です
今回は、私が本を読んで得た知識と実際に投資した経験から、米国個別株投資の具体的な方法をお話しします
一口に米国個別株への投資といっても、インデックス投資とは異なり、多くの勉強と知識が必要となります。これから具体的な米国への個別株投資の方法をお話ししますが、かなりボリュームも多くなってしまったため、ステップをへて徐々に話していこうと思います。
インデックス投資を始めたけど、米国の個別株へも投資をしたい
リスクをできる限り抑えて、アメリカの個別株へ投資する方法を知りたい
アメリカの個別株への投資方法がわからない
こんな人へ向けた記事となります
私自身、アメリカ株への投資をしたかったのですが、書籍やネットでは、日本株の情報ばかりで、困っていました。
また、youtube などの情報は、どれも抽象的な内容ばかりで 具体的な投資方法が書かれていないことが多かったです。
そんな昔の私のような方のために、どのようにリスクを抑えて、アメリカの個別株への投資方法を具体的にお話ししたいと思います
個別株はリスクが大きすぎる! という方もいると思いますが、しっかりと知識を身に着けて、投資を行えば、ローリスクで投資をすることが出来ます
まず大前提として、
インデックス投資と個別株投資は 全く別物 です!
インデックス投資の考え方で個別株投資をすると損してしまいます!
また、1年で10倍に!
といった、爆発的な投資方法ではなく、できるかぎりリスクを抑えた堅実的な投資方法になります
アメリカ 個別株の株価
まずはアメリカの個別株の値動きを見てみましょう
成功株に もし投資できたら?
Trading view アップルの株価
誰しもが知っているアップルの株価は
2016年 5月 24.5ドル から
2023年 6月 185ドル になりましたので
約8倍!!になりました
誰しもがアイフォンを知っていた2016年に投資をしていたら、8倍の資金になっていたということになります
このようにアメリカの株には常に売り上げを伸ばし続けている成長株が日本よりも多いので、個別株投資に成功しやすいとも言えます
もし投資する企業や投資の時期を間違えると?
Trading view PYPLの株価の図
2021年 300ドル
2023年 70ドル
株価が1/4に!
株価が1/4になってしまうと、そこから戻ってくるのに数年かかってしまったり、最悪の場合戻ってこないこともあります。
アメリカ株は右肩上がりの企業は多いですが、投資時期や企業を間違えてしまうと資金を大きく目減りさせてしてしまいます。
誰もが、投資をするときはリスクを減らして、投資をしたいですよね。
リスクを減らして、米国個別株に投資する方法を紹介します
アメリカ個別株投資へのながれ
まず投資する流れとしては
- 株価のチャートから投資するアメリカの個別株を見つける(テクニカル指標)
- そのアメリカ株が健全な経営を行っているかを調べる(ファンダメンタル指標)
- 投資するタイミング(投資を始める株価)を決める
- 資金を分割して、投資を行う
- 適切なタイミングで損切を行う
- 株価が伸びる限り、追加で投資を行う
となります!
補足
テクニカル指標:チャートの形を見て、今から株価が上がりそうか下がりそうかを判断する指標となります。まずはテクニカル指標から、投資する米国株銘柄を探します
ファンダメンタル指標:企業の売上高、利益などから株価の値動きを予測すること
この2つの指標から投資する銘柄とタイミングを探していきます。
それでは具体的な方法に入っていきます。
アメリカ個別株への投資方法
ステップ1ー1: 過去1年(52週)の中で、高値を更新した銘柄を探す
まずは、過去1年間の中で、今の株価が一番高くなっている銘柄を探します
株価って安い時に買って高い時に売るから、安い株価の企業(銘柄)を買うんじゃないの?
株価が高くなっている企業(銘柄)を見つけるのはなぜ?
→ 私もそう思ってました。特にインデックス投資をしている投資家さんはこう思っている方が多いかなと
インデックス投資であれば、株価が安い時は絶好の買い場なので、積極的に買い増しをします。
しかし、個別株において、株価が安くなっている銘柄を買うというのは、リスクが高いです!
なぜか? → 下落トレンドはどこまで継続するかがわからないからです。ましてや一生戻ってこない可能性があるからです
Trading view Netflixの株価(日足)
赤丸の2022年3月ごろに株価が安くなったから買おう!
と思って、投資をしてしまうと?
結局一時的には 更に大きく下落してしまいます。
初心者の方は買った瞬間下落したことに耐えられずに安くなったときに売ってしまいます。(私もずっと持っていられる自身はありません(笑))
下落トレンドを形成している株は、どこまで下落するかが分からないため、うかつに手を出すのはとても危険です!
一度下落トレンドを形成してしまうとそのまま下落してしまうことが多いため、下落トレンドの途中で投資することは、あまり、おすすめしません。
ポイント:下落の途中で投資してはいけない
そもそも株価が下落するということは、決算や企業の業績が悪いということになります。
良い決算が出た後に投資をしたほうがよいため、企業の業績が悪く見通しがつかない状態で投資をすることは少し危険です。
ただし、業績は良いのに株価が下がっている銘柄などは、積極に買い増しするのは「あり」だと思います。
過去1年間の中で高値を更新した銘柄に投資する メリット
それに対して、
過去1年間の中で高値を更新した銘柄に投資する方法は メリット があります
高値を更新した銘柄へ投資するメリット
メリット1:高値を更新した後は上昇トレンドにのって、その後も上昇しやすいです。
メリット2:高値を常に更新する銘柄のみへ投資することになるため、利益を出せていない(株価が伸び悩んでいる)企業を排除することができます
同じ半導体メーカーの インテルの株価とNVIDIAの株価 の比較
オレンジ:NVIDIA 緑と赤:インテル
インテルは直近でずっと高値を更新できていないのに対して、NVIDIAは高値を更新した後もずっと上昇を続けています。
高値を更新した企業へ投資することにより、同じ半導体メーカーでも波に乗った企業のほうに投資することができます。
過去1年間の中で高値を更新した銘柄を探す方法
アメリカの銘柄は5000以上の銘柄があるといわれております。
そのなかから、お目当ての銘柄を探すのはとても難しいですよね。
私は
Trading viewの52週高値の米国株(https://jp.tradingview.com/markets/stocks-usa/market-movers-52wk-high/)
というページで、1年(52週)の中で高値を更新した銘柄をまずは探します。
それでもかなりの数の銘柄があるので、この中から、現在の株価の価格が50ドル以上となっている銘柄を探します
株価50ドル以下の企業を見ない理由
・50ドルを下回っている企業はスタートアップなどが多く、上場したばかりで経営が安定していない
・業績が悪化して、高値圏から株価が下落している
ということが多いためです。(もちろん50ドルを下回っている企業の中にも優良な企業はあります、私はただただ探す手間を省くためです)
ステップ1-2 :業績が右肩上がりかを確認する
ステップ1-1で1年の株価が高値を更新している企業をいくつか見つけることができたら、
マネックス証券(https://www.monex.co.jp/)で企業の営業利益と売上高が年々右肩上がりとなっているかを確認します。
出展 マネックス証券 テスラ 企業分析
1.売上高と営業利益が年々右肩上がりに上がっているか
2.直近2年間の売上高と営業利益のどちらも、前期比からの伸びが10%以上か(20%以上だとなおよい)
の2つを見て、この2つが当てはまる企業のみをピックアップしていきます
逆に
出展 マネックス証券 カーディナルヘルス 企業分析
このように売上高は右肩上がりだけど、直近の営業利益が下がっているような企業はスルーをします
マネックス証券を開設していない人は yahoo finance (https://finance.yahoo.com/) でもよいです。
Yahoo finance ホームページ
上の 赤い四角 (検索)にティッカー(テスラであれば「TSLA」)を入れて、
Yahoo finance TSLA
見たい企業が開かれますので、Finance のタブを見ます。そこの
[Total Revenue] と [Operating Income]
がそれぞれ「売上高」と「営業利益」となりますので、
右肩上がりに上昇しているかを判断します。
しかしマネックス証券の方が、図で見えるため開設していない方は開設していただくのが、おすすめです。
ここまでで、ステップ1は終了です。ステップ1の段階で、10銘柄以下ぐらいに絞られるかもしれません。
誰でもできる再現性のあるやり方で、今、波に乗っているアメリカの企業を探すことができます
まとめ
以上、今回のステップ1をまとめるとこんな感じ
米国株投資 ステップ1
1.1年(52週)高値を更新した米国株を見つける
2.その企業が、売上高と営業利益が年々右肩上がりに上がっているか を確認する
3.その企業が、直近3年間の売上高と営業利益のどちらも、前期比からの伸びが10%以上か を確認する
という感じです!
次のステップ2では、さらに細かく、テクニカル指標やファンダメンタル指標を確認していきます。
もちろんこれ以外にも景気サイクルや金融政策についても見ていかないといけませんが、それらについても、おいおいお話ししていきます。
ではっ!!